ISCCの取り組み

ISSCISCCの取り組み

ISCC (International Sustainability and Carbon Certification, 国際持続可能性カーボン認証) PLUSは、EU域外でのバイオ燃料や非バイオ再生可能エネルギーの他、化学品、プラスチック・樹脂、食品・飼料用途に使われる、持続可能性材料を認証する制度です。ISCC PLUSでは、原料由来カテゴリー(バイオ/バイオサーキュラー/サーキュラー[1])を確認出来、また、農場・プランテーション(バイオの場合、原材料を採取するところ;バイオサーキュラー/サーキュラーの場合はPoint of Origin、廃棄や残渣が発生するところ)、最初の集結地点(バイオの場合;バイオサーキュラー/サーキュラーの場合は収集地点)、原材料から製品への加工(バイオサーキュラー/サーキュラーの場合はリサイクル・再加工)、製品を保管し市場へ流通するまでの過程[2]で、経路を追跡でき、入力/入庫と出力/出荷での物質収支を適切に管理することができます[3]

オクサリスケミカルズは、持続可能性を有する原料由来の化学品が、循環型経済への発展に寄与することができ、また、温室効果ガスの排出量を把握し先のユーザーへ伝えることで、温室効果ガスの排出抑制に貢献できる可能性がある[4]ことから、ISCC PLUSへ登録し(2022年2月28日、No. ISCC-Reg-12274)、6月15日に認証されました(初回証明書番号: ISCC-PLUS-Cert-DE100-12274122)。以来、毎年更新を重ね、2026年も更新手続きが完了しました(更新後の証明書番号:ISCC-PLUS-Cert-DE100-12274126、有効期間:2026年6月15日から2027年6月14日まで)。
また、ISCC PLUSは、2027年1月1日から、ISCC EU(EU域内でのバイオ燃料を対象とする認証制度)から分離した認証となります。このISCC PLUSでは、マスバランス管理で新たな計算オプションが追加されたりします(ローリング平均分率法 – 比例配分/クレジット法 – 自由配分)。そして、こうした追加オプションなどへ対応するため、サステナビリティ宣言(新書式 Ver.4.0-1)への記載が必要な項目が増えます。

[注]
  • 原料由来とその例

    • バイオ、”bio”(バイオマス、”biomass”):植物や動物などの生物資源に由来する原料で、農業・林業由来(例:サトウキビやトウモロコシなどの農作物、パーム油、木材)、水産業由来(例:水産加工時の副産物)の原料が該当します。また、バイオ由来では、食品や飼料と競合しないことや、森林破壊に繋がっていないか、などの持続可能性が問われます。
    • バイオサーキュラー、”bio-circular”:人間や産業の活動によって副次的に発生し、廃棄される原料や残渣で、工業・農業残渣(例:廃糖蜜、パーム油搾油残渣)、消費後残渣(例. 廃食用油)、林業残渣などが該当します。
    • サーキュラー、”circular”:化石資源への依存を減らすための循環型・代替原料で、循環経済由来のリサイクル原料(例: 回収された廃プラスチックなどを化学的にリサイクルした原料)、非生物的再生可能エネルギーを利用した原料(例: 再生可能エネルギー由来の電力を用いて合成された水素やe-メタン)、再生炭素(例:回収されたCO2を活用して製造された原料)が該当します。
  • “Chain of Custody”、生産物流管理チェーンという。

  • “Mass balance approach”、”マスバランス管理方式という。

  • ISCC PLUS認証では、温室効果ガス排出量の報告がadd-onで用意され、管理チェーンの上流側が任意で報告することができる。下流側は、その報告値を把握し、更にその先へ報告することができる。

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